2026年4月– date –
-
コラム
両腕を失っても、人生まで失わなかった。
若いころに読んで、今でも忘れられない本があります。 北海道の光生舎の創業者の話です。 ただの美談として読んだわけではありません。 私はそこに、人の強さを見ました。 失ったことの大きさではなく、失ったあとに何を築いたのか。 そこに、言葉では片づ... -
コラム
器具を変える前に現場を読む。
照明器具の取替工事は、一見すると簡単そうに見えます。 古い器具を外す。 新しい器具を付ける。 点灯を確認する。 外から見れば、それだけの作業に見えるかもしれません。 しかし実際には、照明更新は簡単そうで難しい工種です。 その難しさは、工事当日... -
コラム
金属盗は、盗まれた瞬間よりも、その後が重い。
金属盗というと、どこか一部の特殊な事件のように聞こえるかもしれません。けれど現実には、これはもう限られた場所だけの問題ではありません。建設現場、資材置場、工場、倉庫、空き施設、道路設備、各種インフラ。金属がある場所なら、どこでも狙われる... -
コラム
同じ電気工事でも、還元される金額は違う。その差を生むのは、人数ではなく会社の生産性です。
電気工事という仕事は、簡単ではありません。資格がいる。経験がいる。段取りもいる。責任も重い。現場で求められるものは多く、決して誰でもできる仕事ではないと思います。 けれど現実には、同じ仕事に携わっていても、所属する会社によって、給与も賞与... -
コラム
家族のために働く、その熱に心を打たれた。
今日、外国人派遣会社の方とミーティングをした。建設業における人手不足は、もはや珍しい話ではない。外国人材の活用も、いまや現実的な選択肢のひとつになっている。 もちろん、実務として見れば確認すべきことは多い。言葉の壁、安全教育、現場ルールへ... -
BLOG
勉強を、勉強らしく見せない時代。
今日、出先でマインクラフトを前面に出した子ども向けプログラミング教室ののぼりを見かけた。正直、少し驚いた。けれど同時に、「なるほど」とも思った。 少し前なら、教室の看板といえば「何を学ぶか」をそのまま伝えるものだった。英語、習字、そろばん... -
コラム
ヘビーメタルのステージ音響配線と、電気工事の本質
私は昔から、ヘビーメタルが好きです。あの重厚な音、空間を支配する圧。 ただ大きいだけではない。整いきった“設計された音”です。 ステージの上で鳴っているものは感情ですが、その裏側は、極めて構造的です。 ◇図解:ギターの音はこう流れる ◇音は「旅... -
コラム
腕のいい電工ほど、腰にぶら下げる道具は少ない。
現場に立つと、すぐに分かることがある。 この人はできるのか、そうでないのか。 それは、言葉ではなく、腰にぶら下げている道具を見れば分かる。 道具が多い=優秀ではない 一見すると、道具が多い方が安心感がある。何でも対応できそうに見える。 だが、... -
コラム
入口をくぐる前から、この店の世界観は始まっている。
店の入口を見た瞬間から、この空間の独特の静けさを感じた。 派手に何かを訴えかけてくるわけではない。 けれど、どこか気になって足を止めたくなった。 その空気をつくっている大きな要素のひとつが、光だと思う。 ショーケースの照明を考えるとき、つい... -
コラム
なぜGPUにこだわるのか
電気工事会社が“処理能力”に投資する理由 電気工事という仕事は、現場がすべてだと思われがちです。しかし実際には、その裏側で行われている「設計」と「図面」の精度が、工事の品質を大きく左右します。 そして今、その図面の世界は確実に変わっています...
