駐車場の目地に、光を仕込む。

駐車場の目地部分にLEDテープライトを設置し、その上にガラスゴロタを敷き込むことで、夜間に足元から光が浮かび上がるような演出をするお話しです。

昼間は、コンクリートの目地にガラス材が納まっているだけの静かな仕上がりです。
しかし夜になると、目地の中に仕込んだLEDの光がガラスゴロタに反射し、駐車場全体に柔らかな光のラインが生まれます。

電気工事という仕事は、照明器具を取り付けるだけではありません。
どこに光を置くか。
どのように光を見せるか。
そして、配線や器具をできるだけ見せずに、空間そのものをどう変えるか。

そうした細かな設計と施工の積み重ねによって、同じ場所でも印象は大きく変わります。

今回のような外部の床面まわりでは、見た目だけでなく、雨水、排水、耐久性、メンテナンス性にも配慮が必要です。
屋外で使用するLEDテープライトは、防水性能や施工方法を考えなければなりません。
また、ガラスゴロタを入れることで光は綺麗に拡散しますが、同時に器具の交換や点検がしにくくなる可能性もあります。

だからこそ、施工前の段階で、納まり、配線ルート、電源位置、将来的なメンテナンスまで考えておくことが大切です。

光は、ただ明るければ良いわけではありません。
強すぎる光は品を失い、弱すぎる光は意味を失います。
建物や外構、駐車場の雰囲気に合わせて、必要な場所に、必要な明るさを、自然に納める。

そこに、電気工事の面白さがあります。

昼間は目立たず、夜になると表情を変える。
見えないところに仕込んだ電気が、空間の印象を変えていく。

駐車場という日常的な場所であっても、少し光を入れるだけで、帰ってきた時の印象や、建物全体の雰囲気は変わります。
照明は、単なる設備ではなく、空間を整えるための大切な要素です。

私たちは、機能としての電気工事だけでなく、空間の見え方や使う人の感じ方も大切にしながら、ひとつひとつの施工に向き合っています。

光を入れることで、場所は少し変わる。
そして、その小さな変化が、日常の景色を少し豊かにしてくれる。

そういう電気工事も、私たちの仕事です。

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