「源平藤橘とは?氏族と姓(かばね)をわかりやすく解説」
進電機の「歴爺」こと、歴史大好き池本です。
今回は氏族と姓(かばね)について、少し分かりやすく語ってみましょう。
■ 1. 姓(かばね)について
本邦では「源平藤橘」と呼ばれる4つの姓が、多くの氏族の基となっています。
まず「藤」は藤原氏を指し、中臣(なかとみ)の流れをくむ朝臣(あそん)の系譜です。
また「橘」は橘氏を指し、皇別氏族の系譜にあたります。
※ちなみに「籐」は誤字です。
では「源平」、すなわち源氏と平氏はどのような系譜なのでしょうか。
一般的には「清和源氏」「桓武平氏」として、それぞれ清和天皇・桓武天皇の子孫と理解されることが多いですが、これは一面に過ぎません。
実際には、天皇の子孫が臣籍降下(皇族から一般へ)する際に与えられる姓が「源」「平」です。
なお「3代目が源、4代目が平」といった明確なルールがあるわけではありません。
初めて大規模に臣籍降下を行ったのは嵯峨天皇で、このとき多くの王や女王が臣籍に降り、「嵯峨源氏」などが誕生しました。
■ 2. 源氏の長者・棟梁・征夷大将軍
源氏には「源氏二十一流」と呼ばれる多くの系統が存在し、それぞれ役割も分かれていきます。
長者は嵯峨源氏から村上源氏を経て徳川氏へ、
棟梁は多田源氏から河内源氏へ、
征夷大将軍も最終的には河内源氏、そして徳川氏へと繋がっていきます。
代表的な源氏はやはり清和源氏であり、その系譜は以下の通りです。
清和天皇 → 貞純親王 → 源経基(六孫王) → 源満仲
そこから分岐し、
源頼光(多田=摂津源氏)、
源頼親(大和源氏)、
源頼信(河内源氏)
といった流れが生まれます。
特に頼信以降の河内源氏が武士の中心となり、隆盛と衰退を繰り返しながら鎌倉・室町・江戸幕府へと繋がっていきます。
■ 3. 平氏
平氏にも複数の系統がありますが、その中でも桓武平氏、特に高望王の系統が武士として大きく発展しました。
代表的なものとして坂東八平氏や伊勢平氏が挙げられます。
■ 4. 武士団の隆盛
歴史の大きな流れとして有名なのが、河内源氏と伊勢平氏の興隆と衰退を巡る争いです。
なお伊勢平氏は、平清盛を中心とした「平家」として知られています。
■ まとめ
・源平藤橘は日本の主要氏族
・源・平は元皇族に与えられた姓
・武士の中心は河内源氏
・平氏は伊勢平氏が台頭
今回はこのあたりで。
気になる方は是非次回もチェックしてみてください。
