努力が未来をつくる ― 電気工事技能競技大会 金賞の記事を読んで

 画像出典元:東陽電気工事株式会社HP記事


先日、電気工事技能競技全国大会「JAPAN e SKILL LADY’S CHAMPION」で金賞を受賞された女性電気工事士の記事を拝見しました。

高校では商業系のコースに在籍し、電気とは無縁だったという近藤さん。
それでも、部活動の顧問の先生から電気工事士の世界を紹介されたことがきっかけで、この道に進むことを決めたそうです。

特に印象的だったのは、

「自分で配線をして照明が点灯した時、言い表せないくらい感動した」

という言葉でした。

これは電気工事に関わる人なら、多くの人が共感できる瞬間ではないでしょうか。
図面の上の線が、実際の設備として形になり、スイッチ一つで光が灯る。
その瞬間の達成感は、この仕事ならではの魅力だと思います。


目次

知識ゼロからのスタート

近藤さんは高校時代、電気の専門教育を受けていたわけではありません。
学科試験は独学、技能試験は放課後に電子科の生徒と一緒に練習しながら技術を身につけていったそうです。

電気工事の世界ではよく
「経験がないと難しい」
「専門学校出身じゃないと厳しい」
というイメージを持たれることもあります。

しかし実際には、やる気と努力があれば、どこまでも成長できる業界だと思います。

知識ゼロからスタートし、入社2年目で全国大会金賞。
これはまさに努力の積み重ねの結果だと感じました。


技術は練習量に比例する

大会に向けて、近藤さんは7ヶ月間練習を重ね、同じ作品を100回以上作り上げたそうです。

そして本人が語った言葉が印象的でした。

「一番の要因は練習量です。その一言に尽きます。」

技術職において、この言葉は本質だと思います。
電気工事もそうですが、工具の使い方、配線の収め方、作業の段取りなどは、やはり繰り返しの経験によって磨かれていきます。

私たちの業界では
「センス」
「器用さ」
と言われることもありますが、最終的にはどれだけ真剣に向き合ったかが技術力の差になるのだと改めて感じました。


人を育てる環境の大切さ

記事の中では、会社側の取り組みも紹介されていました。

・研修棟の整備
・育成プログラムの構築
・社員全体でのサポート

特に印象的だったのは、

「教える側の人材を育てることから始めた」

という部分です。

建設業界では、
「見て覚えろ」
という文化が長く続いてきました。

しかし今は、人材不足の時代。
若い人が成長しやすい環境を作ることは、会社にとっても業界にとっても非常に重要だと感じます。

一人の選手を会社全体で支える姿勢は、とても素晴らしい取り組みだと思いました。


電気工事は女性も活躍できる仕事

近年、建設業界では女性技術者も増えてきました。

電気工事というと
「体力仕事」
というイメージを持たれることもありますが、実際には

・盤結線
・制御配線
・精密な施工
・図面理解

など、繊細さや丁寧さが求められる作業も多くあります。

記事でも触れられていましたが、近藤さんは絵を描くことが趣味だそうです。
配線の美しさや施工の完成度には、そうした感性も活かされているのかもしれません。

これからの電気工事業界では、男女問わず活躍できる場がさらに広がっていくと思います。


電気の仕事の魅力

電気は、社会を支えるインフラです。

学校、病院、オフィス、商業施設。
どの建物にも電気は必要不可欠です。

その設備を作り、支えているのが電気工事士です。

今回の記事を読んで、改めて
この仕事の魅力と可能性を感じました。

そして、何より感じたのは、

努力を積み重ねた人が、きちんと評価される世界であるということです。

近藤さんの今後のさらなる活躍を心から応援したいと思います。



※本記事は電気技術者試験センター掲載記事を参考に執筆しています。
詳細はこちら

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